俳人の金子兜太氏、98歳で逝去
前衛俳句の巨人、金子兜太(かねこ・とうた)氏が2月20日、急性呼吸促拍症候群で逝去しました。98歳。
太平洋戦争中に軍人として南洋のトラック島で悲惨な経験をしたことが、金子氏の創作活動に大きな影響を及ぼしました。
<思想性と方法意識に富む作品から、「社会性俳句」「前衛俳句」といった新潮流の代表とみなされた。>(毎日新聞夕刊 2018.2/21 1面)
代表句とされる一つに、このような作品もあります。
<彎曲し火傷(かしょう)し爆心地のマラソン>
そのうち句集などで、あらためて作品に触れてみようと思います。