「ビギナーズ 日本国憲法」で憲法を読む

ビギナーズ 日本国憲法

角川学芸出版=編

角川ソフィア文庫

日本国憲法を読んでみる

以前の投稿『米国憲法「銃を所持する権利」』で関心を持ったため、日本の憲法をあらためて読んでみることにしました。底本には「ビギナーズ 日本国憲法」(角川ソフィア文庫)を使用します。安倍政権が目指す憲法改正の動きを受けてでしょう、この本は書店のレジの脇に並んでいました。日本国憲法、明治時代の大日本国憲法、皇室典範が豊富な注釈とともに過不足なく収録されており、格好のテキストです。

私の現時点の憲法の知識および読み方の方針

私の憲法の知識は「新聞記事やテレビのニュースで出てくる基本的な情報・認識くらい」です。「憲法9条は日本の平和主義を支えている」とか、その程度は分かる…といったような。勉強としては、中学生の頃、社会科で憲法前文を丸暗記した(テストのためにさせられた)のを覚えているくらいです。当然、今は丸暗記したはずの前文も忘れています。

読み方の方針としては、「まず憲法の全条文を素読で読み通す」ことにします。素読で自分なりの感想を持った上で、憲法解釈で定評のある良書を読むのを当面の目標にします。

これから1条ごとに読み進めていきます。